【エイガ】かんそーダイジェスト(1)2003/7/10---「ウディアレンの誰でも知りたががっているくせに ちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」 (原題:Everything you always wanted to know about sex* *But were afraid to ask) 評点:★★★ は、やはり昔に観たことがあった気がする。 ウディアレンのセンスは結構好きなのだが、 素直に「笑い」という観点で言うといまいちツボどころが理解できないワタクシ。 2003/7/10--- 「ドライビング Miss デイジー」 評点:★★★★ 89年アカデミー作品賞ほかいろいろ受賞。 映画自体はいい映画には間違いないと思うけど、 この内容が「ストンと心に落ちてくる」には もう少し人生経験をつまないといけないような気がする。 まだまだお子様なボクです。 そういえば、逆に 「昔はよくわからなかったけれども最近観てとても心に響いた」のが スコセッシ+デニーロの「TAXI DRIVER」。 2003/8/2--- 「チャーリーズエンジェル・フルスロットル」 評価:★★★★ ★はそれぞれ、キャメロンディアス、ドリューバルモア、ルーシーリューのナイスバディ、 最後の★はデミムーアの人工的なカラダに。 ストーリーなんかありませーん。 これはプロモーションビデオでございまーす。 もともとのチャーリーズエンジェルTVシリーズが 「きれいどころのコスプレに喜ぶ番組」だったことを考えると かなり忠実に映画化されているといえなくもない。 でも、水着で走るのはやりすぎではないかい? 2003/8/2--- 「ターミネーター3」評価:★☆ 「やっちゃったー!」感たっぷりなターミネーター3。 4をつくりたいのね?という内容だったが、どうだろうなあ。 前作での丁寧な作りこみや世界観、設定、ストーリーをすべて壊してまで シリーズ化を狙った本作。 そのアイタタ感は「続・猿の惑星」に通ずるものがあった。 ★ひとつは女ターミネータの登場シーンに。 (すっぱだかででてくるとこ。 でも、微妙なカメラアングルと髪のせいでティクヴィすら見えず。) 2003/8/3-- 「レッドドラゴン」 評価:★★★★★ 恵比寿ガーデンプレイスの真ん中の広場で オープンシネマをするというので出かけてきました。 実はこれってリメイクだったって知ってるひと、どのくらいいるかな? 僕は最近知りました。 アンソニー・ホプキンスの静かにイッちゃった目がたまりません。 レクター博士演じられるのは彼をおいていないよね。 「シャイニング」のジャック・ニコルソンと並び、 2大イッちゃったおじさんの双璧をなしてます。 ★5はちょっとおまけ。でも、見て損はないとは思う。 でも、ガーデンプレイスの真ん中で流す映画としては どーなのよ?って気はするね。 2003/8/9--- 「羊たちの沈黙」 評点:★★★★★ いわずとしれた名作。 先週の「レッドドラゴン」に触発され、久しぶりに見たくなりました。 もうこの映画についてはちこちで語られつくされてるので いまさら僕が付け加えることは何もありません。 ですが、一言言わせてください。 ハンニバル・レクター様 萌え~。 以上。 そうそう。 最近この映画、「レッドドラゴン」と セットになってお得プライスで売られています。 が、このセットになっている「レッドドラゴン」、 正しく言うとリメイク前の「刑事グラハム 凍りついた欲望」なんですよねー。 アンソニー・ホプキンスでません。 (ボクの感想だと、あんまぱっとした映画じゃないです。) お気をつけくださいまし。 2003/8/9--- 「隣のヒットマン」(原題:The whole nine yards) 評点:★★★☆ コメディ、の部類に入るのかな? よくアクションのところにおかれてるけど・・・。 ブルース・ウィリス、悲しいほどに大根です。 マニュー・ペリー、何やってもチャンドラー。 (注:チャンドラーはマシューが演じている「FRIENDS」での役名。) 「んなバカな」とおもうような展開 ストーリー全体に流れるゆるーい感覚、 レンタルビデオでおきらくに楽しむのには最適です。 人がばしばし死んじゃうので (まあ、ヒットマンだからな)アレだけど、 お正月とかにそれとなく流れてたら見入っちゃうかも。 そんな作品。 ・・・ストーリー書かないと、 見てない人にはなんなんだか、ぜんぜんわかんないですか。 あら、そうですか。 2003/8/10--- 「海辺の家」(原題:「LIFE AS A HOUSE」) 評点:★★☆ 余命いくばくかのオヤジさんが、 一緒に海辺に家を建てようぜ!とグレた息子を強引に巻き込み。 更生させるお話。 米保守主義的なかほりの非常に強い映画でごわす。 とか思った瞬間から、感動とは縁遠い世界に。 ハリウッドはチャリエンみたいな映画ばっかりつくってればいいのだ。 2003/8/24--- 「マイノリティー・リポート」 評価:★★★ ネタバレ注意: http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/movie.cgi?mid=9719 トムクルーズ、何やってもプロモビデオ。(じあまり) かっこいいけど、面白みがないのはなぜなんだ。 あらすじはどっかのサイトをご参考にしてください。 うなるほどあるとおもうので・・・。 見どころは未来のシステム予想・・・かな。 ・コンピュータインターフェースのイメージ (本当の資料をめくるように、手でわっさわっさとファイルをかきわけるところ) ・網膜パターン認識による個人特定→顧客管理 (GAPで購入履歴を管理していたところとか) こういう小道具的システムのイメージがおもしろい。 でも、話のテーマになるメインのシステム (犯罪を事前に予想するというメインのシステム)があまりにお粗末。 人間3人の能力だけに依存する仕組みは「システム」じゃないとおもうし、 その仕組みを基盤として法制度をつくるのは無理だろ・・・。 3人が死んじゃったらどうするんだ・・・。 2003/8/24--- 「ゴーストワールド」評価:★★★☆ ネタバレ注意: http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/movie.cgi?mid=9199 あ、ホラーじゃないです。青春映画です。 ちょっと斜に構えたような生意気な仲良し女子高生2人組。 高校卒業後も何をしたいかすら見つけだせないでいる2人の、 大人への階段のぼるきみはまだシンデレラさーという映画。 「子供から大人へ」といったテーマが意外と好きな僕。 それなりに楽しめました。 ただ、ラストシーンが難解・・・というか、いかようにも解釈可能。 僕としてははっきりさせてほしい。 子供が大人になるときに、 そこにあまりに矛盾にみちた、腐った世の中が見えたとしても、 待ってるだけじゃ何も始まらんのよー、 腐って世の中に唾吐いてるだけじゃなにもかわらんのよー 大人になるっーてことはそういうことなのよー と、小一時間、といつめたくなるような映画であった。 ソーラバーチ、足ふとーい。 と、感想が散乱したところで、おしまい。 2003/8/30--- 「ディナー・ラッシュ」 評価:★★★★ リンク:「みんなのレビュー」http://jtnews.pobox.ne.jp/movie/database/treview/re4438.html NYのお洒落なイタリアンレストランでの一夜の物語。 厨房の喧騒、ギャンブル、親子関係、恋愛、殺人。 それぞれの人間模様を併走して描き、 最後にそれらが複雑に絡み合いながらラストをむかえます。 洗練された感じ。おしゃれで、軽やかな感じ。 MTVとかCMみたいなにおいがするなー、とおもったら やはり監督はそちらが本業のひとだった。 こういう映画って 感性的に「イイ!」「クール!」とは思うんだけど 心の深いところに刺さってくる感じや心を揺り動かされる感じが まったくしなくて、どうしても「使い捨て感」が漂ってしまう。 時代とともにきえてしまいそうな感じ。 まあ、だからこそ、この軽やかな「カッコよさ」を表現 できるのかもしれないけどね。 心に残る一本!ではないけれども、満足度の高い映画でした。 --- |